fc2ブログ

生きているのになぜ助けられない (続き)

特定失踪者
10 /22 2018
生きているのになぜ助けられない!(続き)


前回「生きているのになぜ助けられない!」の中で、
4.「全拉致被害者」のうち、死亡している人がいた場合どうするのか?
という問題提起をしました。

これについては「新しい視点」の中でも触れているのですが、
拉致問題関係者の中で
「死んだ人をどうするのか」という文章を書いている人がいます。
特定失踪者問題調査会会長、荒木和博氏です。

彼はfacebookで以下のように語っています。
https://www.facebook.com/kazuhiro.araki.9/posts/1903182156439701
前半部分は、「なんだ、よく分かっているじゃないか」という内容です。
問題は後半です。

「だから例え「全被害者即時帰国」が実現したとしても、
拉致問題は終わらないのです。
それを忘れて韓国の大統領のように
満面の笑みで金正恩と抱き合うようなことは絶対にしてはなりません。
これまで何十年もやってきたことの責任は
絶対に彼らに負わせなければなりません。」

荒木氏に対しては、このブログで何度も批判してきましたが、
これは批判するとかいう次元を超えています。
ドン引きです。

自分で前半部分で可能性がほとんどない、
と言っている「全被害者即時帰国」が実現した場合、
というありえない仮定をした上で、
それでも「拉致問題は終わらない」などといっているのです。

「これまで何十年もやってきたことの責任は
絶対に彼らに負わせなければなりません。」
身内を拉致されている訳でもない荒木氏が、
なぜここまで北朝鮮を憎まなければならないのでしょうか?
拉致被害者家族ですら、
このようなことを言っている人は一人もいないのに。
このブログでも触れていますが、
彼が会長をしている特定失踪者問題調査会の特定失踪者ですが、
拉致被害者そのものではなく、現時点では「疑い」があるにすぎません。
それでこの憎悪では、むしろ「ヘイト」に近いのではないでしょうか。
拉致問題で被害者が帰国できないことの責任は
北朝鮮だけにあるのではありません。
北朝鮮による拉致が明らかになった時に、
早急な対策をしなかった日本政府にも責任の一端が
しかも大きな責任があることは明らかです。

彼の文章から伝わってくること。
それは
「和解」ではなく「憎悪」を、
ということです。

拉致問題を「和解」を妨げ、「憎悪」を煽る道具としているのです。

「生きているのになぜ助けられない!」と言いながら、
わざわざ拉致問題が
一歩も進まないような目標を立てている、救う会会長。
「拉致問題は終わらない」と言い、
ひたすら「憎悪」を煽ろうとする特定失踪者問題調査会会長。

拉致被害者家族の皆さん。
特定失踪者家族の皆さん。
このような現実度外視の考え方をする人たちと
いつまで一緒にやっていくつもりなのですか。
もう「騙されていた」と言える段階は、遥かに過ぎ去っています。
しかし後戻りは不可能ではありません。
せめて「憎悪」は捨てようではありませんか。

拉致問題が「北朝鮮への憎悪増幅装置」であることを続ける限り、
私達はそれに対して異議申し立てをし、戦い続けます。
スポンサーサイト



Serenity Prayer

某県「救う会」(北朝鮮に拉致された日本人を救出する〇〇の会)元幹事。
脱退後に意見の対立から除名されたらしい。(正式な通告はなかった)
ウヨク的思考を経て中立に物事を見て、判断し、発言する方向へ変わる。
中立の立場から今の拉致問題のあり方に疑問を持つ。
拉致問題に限らず、考え方はヒューマニズムに立つ。