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待てるのですか? 待てないのですか?

救う会
06 /22 2018
待てるのですか? 待てないのですか?

先日、救う会全国評議会のHPを見ていて、
信じられない文章を見かけましたので、ご報告させて頂きます。
メールニュース(2018/06/20)「全被害者の即時一括帰国を!
6/29(金)特別集会ご案内」の中にある文章です。

「家族会は、一刻も早く会いたい気持ちを抑えて、冷静な対応を求めています。」

なぜこれが信じられない文章なのか実感できない人のために説明します。
平成30年の家族会・救う会の運動方針は
「これ以上待てない!政府に今年中の全被害者救出を再度求める!
緊迫する情勢をてこにして、救出のための実質的協議を行え!」
なのです。
さらにその説明文には
「拉致被害者並びに残された家族には一刻の猶予もない。
また、各々が健康なうちに再会しなければ、真の解決ではない。
これ以上、家族が亡くなり、被害者が帰国しても肉親がいないという事態が起これば、
拉致問題が取り返しのつかない問題として永久に残り続ける。」という文まであります。

運動方針とは、状況次第でどうにでも解釈できる、柔軟なものなのでしょうか?
本ブログ「Ⅵ拉致問題の広報活動を担った人・団体は?」で取り上げられている、
救う会神奈川・徳島の除名問題ですが、
当時の退会通知の書面を見ると、
除名理由に
「家族会・救う会の運動方針と異なる内容を含む申し入れを政府や他団体に行った。」
とあります。
運動方針とは、
異なる内容を含む申し入れをしただけで
、除名されるほど厳密なものなのではないですか?
(救う会全国協議会においてはそのように見えますね)

米朝会談の結果、情勢が変わったからですか?
家族が直接外交交渉をする訳ではありません。
情勢が変わったからといって、
拉致被害者家族が全員健康になる訳ではありません。
実際、横田滋さんの健康状態は決してよくありません。
何のために、「これ以上待てない!と言っていたけど、
やっぱり待つことにしました」などと言う必要があるのでしょうか。

とはいえブログの本文を読んで頂いた方には、
これがなぜかはお分かりのことと思います。
安倍政権への「忖度」です。

拉致問題解決を願うものとして、
このような政権の都合に唯々諾々と従う態度に、
激しい怒りを感じずにはいられません。

拉致被害者家族が、
一刻も会いたい気持ちを抑えられるのならそうすれば良いでしょう。
北にいる拉致被害者はどう思うでしょうか。

救う会・家族会の集会でよく言われるフレーズに
「北朝鮮に間違ったメッセージを与えないように」というものがあります。
「家族会は一刻も会いたい気持ちを抑えられるそうだ。
中国から支援も得られそうだし、日朝首脳会談なんかやる必要ないよな。」
というような間違った(?)認識を持たれることがないように、声を挙げます。

「拉致問題の解決は一刻も早く行わなければならない。
政治利用のことしか考えていない人達以外の人の手で」

資料
救う会 運動方針


2003 「拉致はテロだ! いまこそ経済制裁を」
2004 「拉致はテロだ! いまこそ経済制裁を」
2005 「もう我慢の限界だ! 拉致被害者全員の救出を!」
2006 「今年中に拉致被害者全員救出を!」
2007 「すべての拉致被害者を救出しよう!」
2008 「全被害者の帰国なしに制裁を解除するな!」(新規)
    「拉致はテロだ!」
    「めぐみさんたちは生きている!」
    「制裁強化と国際連携ですべての拉致被害者を救出しよう!」
    「被害者を帰国させ侵害された人権を回復せよ!」
2009 「いまこそテロ国家北朝鮮に全面制裁を!」「モノ、カネ、ヒトの流れを止めよ!」
2010 「金正日はすべての拉致被害者をすぐに返せ!」
2011 「生きているのになぜ助けられない!」「すべての拉致被害者を救出するぞ!」
2012 「勝負の年 政府は、今年を勝負の年として、
     全勢力を傾けてすべての拉致被害者を早急に救出せよ!」
2013 「勝負の年の延長戦 すべての拉致被害者を救出するぞ!」
2014 「もう我慢できない!今年こそ結果を!」
2015 「最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!」
2016 「最終決戦は続いている 制裁と国際連携で全員救出実現を!」
2017 「政府は拉致問題を最優先とし今年中にすべての被害者を救出せよ!」
    「全被害者救出のための実質的協議を行え!」
2018 「これ以上待てない!政府に今年中の全被害者救出を再度求める!
     緊迫する情勢をてこにして、救出のための実質的協議を行え!」
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Serenity Prayer

某県「救う会」(北朝鮮に拉致された日本人を救出する〇〇の会)元幹事。
脱退後に意見の対立から除名されたらしい。(正式な通告はなかった)
ウヨク的思考を経て中立に物事を見て、判断し、発言する方向へ変わる。
中立の立場から今の拉致問題のあり方に疑問を持つ。
拉致問題に限らず、考え方はヒューマニズムに立つ。